子供のための家庭学習教材比較

幼児・小学生の家庭学習教材を比較しています。実際に使用した体験談や情報もお届けします。こどもちゃれんじ・進研ゼミ・Z会・天神などの情報が満載です。

■ 英語教材の評価(小学生向け)

【取り上げた英語教材】
 本サイトで紹介した英語教材について比較・評価してみます。
 英語教材の中には高価なものや、セールスがしつこいというものがありますが、本サイトで取り上げた英語教材は価格も比較的安く、セールスなどの勧誘もない教材です。

(小学生向け英語教材)
 ・天神English
 ・マンツーマントーク
 ・スマイルゼミ
 ・スピードラーニング英語ジュニアコース

【教材内容の分類】
 小学生用の英語教材になると、幼児用よりも読み書きという要素が入ってきます。英語教材の評価(幼児向け)でも触れたように、英語教材の取り組み方の分類でいえば、幼児用英語教材と同様にCDやDVDを聴いたり見たりしながら発音や単語を覚えていく「音声・映像型」教材と英語玩具やCD・DVDを連動させて遊びながら学習していく「操作型」教材、オンラインで講師と会話する「オンライン型」があります。小学生用の場合、それらに加えてCDとテキストを使って読み書きを強化していく「読み書き型」教材も存在します。

音声・映像型といえるのは
スピードラーニング英語ジュニアコース
です。

 これらの教材の特徴はCDをかけ流してBGMのように何気なく聴き続けることで、英語を習い始めの時期にネイティブの発音が耳にインプットされ、本物の英語に慣れるようになること目的としているところです。

 私(管理人)の経験からも、中学生くらいになると、なかなかネイティブのように発音することも難しくなってくるので、小学生のうちに本来の発音を覚えさせるという意味では使える発音や表現を自然に覚えることのできるいい教材だと思います。

操作型といえるのは
天神English
スマイルゼミ
です。

 天神Englishはパソコンを使った教材で絵や写真、音声との組み合わせで五感をフルに使って英語に親しむことができる教材で、子供が飽きない工夫、続けられる仕組みがふんだんに取り入れられていたり、幼児でもひとりでパソコンを操作して学習できるような工夫がなされていることが特徴です。

 Challenge Englishもタブレットやパソコンを使うので、天神のように五感をフルに使って英語を学ぶことのできる教材です。この教材で特徴的なのは、さらにオンラインの要素も加わることです。自分が発した単語の発音を評価してくれたり、月一度の外国人講師による定着度の確認やコミュニケーションをとることも可能です。

スマイルゼミはタブレットを用いた音声や文字による学習が可能です。ネイティブの発音を繰り返し聞きながら、話したり書いたり読んだりしながら学習を進められます。

 ただ、幼児が学ぶときと異なるのは、子供自身の日常生活での経験などから言葉の意味を理解できることができるようになっていることで、単語や1文だけの文章を覚えるだけではなく、話の流れの中で出て来る単語や表現を理解できるようになるので、教材の中に覚えた単語や表現を実際に使ってみることのできる要素が加わっています。

 オンライン型といえる教材は
マンツーマントーク
です。

進研ゼミ小学講座のオプション教材という位置づけで、1回15分のレッスンを好きなだけ受講できるので、小さいうちから外国人講師と会話をすることでリーディングやスピーキング能力を高めることができる教材だと思います。
ここ最近TV電話ソフト「スカイプ」を使って外国人講師がマンツーマンで指導するオンライン英会話が数多く出てきました。英会話教室に通うことで心配されるデメリット(費用が高い、通学が面倒など)がなく、海外にいる講師によるマンツーマンの授業を自宅受講できるのがメリットですが、現時点で小学生向けというものはあまりないので、その意味でも貴重な教材です。

 なお、読み書き型といえる教材は、本サイトで取り上げた教材には該当しません。

【費用比較】
 一方、費用ですが、高い順に並べると次のようになります。
1 スピードラーニング英語ジュニアコース46,080円(一式:一括セット)
2 マンツーマントーク30,384円(12か月分)
3 スマイルゼミ(プレミアムコース)8,160円(月額680円×12か月)
- 天神English非公開※

※なお、天神Englishは料金体系が公表されていませんが高額の部類に入ります。

 取り上げた教材の中では天神Englishが高額な部類ですが、セット物の英語教材の中では安価な方だと思います。Challenge English、スピードラーニング英語ジュニアコース、スマイルゼミは比較的安めの料金設定です。 小学生以上が対象となる英語教材は幼児向けの教材に比べると、それほど高価なものはないので、ここに挙げた教材が代表的な部類だと思います。

【学習の効果】
 ここで取り上げたような小学生向けの教材を低学年の早い段階から繰り返し取り組ませることで、学校で習うだけでは身につけられないような発音ができるとか、日常会話なら理解できるなどといった効果はあると思います(もちろん子供によってその効果の度合いは様々ですが…)。 これらの教材は中学で初めて英語を学ぶより、日常で使える英語の表現などが自然と覚えられることと、発音もよりネイティブに近いものにすることができる点では優れた教材だと思います。

 ただし、英語教材の評価(幼児向け)でも触れたように、どれだけ真剣に親が子供に取り組ませるかというところがポイントで、20~30万円もするセット教材を使う場合には親の取り組み方も違ってくるので、効果が出やすくなるということも言えるかもしれません。

 いずれにしても、英語の学習は継続することが重要なので、これらの教材を繰り返し繰り返し根気よく使っていけばより良い結果が得られることは間違いないと思います。


⇒ 英語教材の評価(幼児向け)はこちら

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