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桜が毎年春に咲く理由


 毎年4月前後に桜は開花しますが、なぜ開花する時期が決まっているのでしょうか?「春になって暖かくなってきたから」と思いますが、4月になっても気温がなかなか上昇しない年でも開花する日が例えば関東地方で4月の中旬になるということはありません。

 このような桜が春の一定の時期に咲き始めるという開花システムには気温ではなく、開花ホルモンが関与しているのです。桜の花の芽は春に花が散って、新しい葉がつき始めるころにはすでに次の年の芽ができています。

 しかし、夏を迎えても芽はそれ以上生成されることはなく、休眠状態になります。休眠した芽は秋の温かい時期にも咲くことはなく、冬を越します。このような周期の中で、開花ホルモンは一度0℃に近い低温の時期を過ごした後に20℃近くまで暖かくなることで作られます。

 ホルモンとは伝達物質なので、作られた開花ホルモンが芽に届くことによって桜の木は「もう開花してもいい」と認識するのです。したがって、暖冬で冬なのに暖かい日が続くような場合に桜が開花してしまうということもあるのです。




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