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人の体の最小単位は?

【つきつめるとアミノ酸】
 人の体は約60兆個ともいわれる細胞から成り立っており、その細胞は核やミトコンドリア、細胞膜などから 成り立っています。さらに、これらの構成要素はタンパク質(アミノ酸)や脂質、糖質、デオキシリボ核酸(DNA) などの分子から成り立っています(「体は何でできているか」参照)。

 これらの構成要素の中でも半分以上を占めるのはタンパク質で、あらゆる生物はタンパク質を利用して生きています。 このタンパク質はアミノ酸という材料分子を1列につなげてできた鎖状の分子で、10万種類以上あるといわれています。

 ところが、生体内に無数にあるタンパク質は実はたった20種類のアミノ酸(*1)の組み合わせでできているのです。 20種類のアミノ酸をどうのように組み合わせて必要なタンパク質をつくるのかは、DNAの中にある染色体にある人体の 設計図によってアミノ酸が皮膚や骨であればコラーゲン、筋肉であればミオシン、髪や爪であればケラチンといったタンパク質を形作るのです。

(*1)生体に含まれるアミノ酸
 グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、プロリン、トレオニン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、ヒスチジン、リシン、システイン、アルギニン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン