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株式市場とは

【証券取引所は新興市場を持っている】
 東証一部やジャスダック、マザーズなどよくニュースで耳にしますが、日本の株式市場の種類はどのくらいあるのでしょうか。

 日本国内には証券取引所として東京証券取引所(東証)、大阪証券取引所(大証)、名古屋証券取引所(名証)、 福岡証券取引所、札幌証券取引所、ジャスダック証券取引所があります。

 東証にも上場の基準によって一部、二部があり、さらに会社を興して日の浅い新興のベンチャー企業のための マザーズがあります。同じように大証にはヘラクレス、名証にはセントレック、福証にはQ-Board、 札証にはアンビシャスという東証マザーズと同じ位置づけの新興市場がそれぞれあります。

 ジャスダックは既存の証券取引所とは別にベンチャー企業を育てるために2004年に証券取引所に新規参入しました。 もともとベンチャー企業向けの株式市場として店頭市場という取引きの場がありましたが、ジャスダックは この店頭市場を母体としています。2007年8月には研究開発や技術力に優れた大学発ベンチャーなどのためにNEO という新市場を設立しています。

【新興市場は上場しやすい】
 ジャスダックは日本版ナスダックという位置づけですが、かつてのナスダック・ジャパンはヘラクレス が引き継いでいて、現在のジャスダックとは関係ありません。 ジャスダックやマザーズ、ヘラクレスといったベンチャー向けの市場は画期的な技術やアイデアを持っていてもなかなか 東証など従来の証券取引所の上場基準を満たすことは困難です。経済を活性化させていくためにはこのような 将来性のあるベンチャー企業が資金を調達しやすいように上場基準を緩めているのが特徴です。

 ちなみにジャスダックにはヤフーや楽天、マザーズにはサーバーエージェントやミクシィ、ヘラクレスにはUSEN やぐるなびなどが上場しています。

【新興市場の再編が始まっている】
 このように日本には新興市場が7つもあります。アメリカの新興市場はナスダックだけがあるように、世界的には1国に 1新興市場というのが普通です。日本では新興市場で大きくなったベンチャー企業が東証1部に鞍替えすることがよくあり、 新興市場は通過点のような位置づけになっていますが、米ナスダック市場のマイクロソフトやグーグルなどは大きくなっても 鞍替えする例はあまりありません。

 日本での新興市場にはこういった背景に加えて、個人投資家がその中心となっていることから、収益面ではどの市場も 苦しい状況にあります。さらに、ライブドアの証券取引法違反事件をきっかけに、個人投資家の市場離れなども加わり、新興市場 の再編の機運が高まっています。2008年8月にはジャスダックが大阪証券取引所の子会社になることが予定されていて、 日本の新興市場は東証マザーズと大証ヘラクレス・ジャスダック連合の二極体制となり、再編が加速していく状況にあります。