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毎日1ドルが何円と変わる理由~外国為替

【為替レートはお金の流通量で決まる】
 通貨が異なる国際間での貸借関係を現金の輸送ではなく、為替手形や送金小切手などで決済する方法を 外国為替といいますが、外国為替の場合、必然的に1ドル102円などといった自国通貨と相手先の国の通貨 との間の交換比率(為替レート)が介在することになります。

 円とアメリカドルとの関係を例にどのような仕組みで為替レートが変動しているのでしょうか?
 この為替レートを決める要素はいろいろありますが、基本的には商品とその値段との関係に似ていて、 商品の値段は需要と供給のバランスで決まり、品薄で需要があれば値上がりし、需要がなければ商品が 余って値下がりします。

 同様にお金の場合もドルが日本国内に多量に流通していて円との交換が増えればドル売り・円買い といって円の価値が上がります(円高)。逆に円をドルに換える動きが多くなると円売り・ドル買い となって円の価値が下がります(円安)。円高では1ドル当たりの円の額が減り、円安では1ドルあたり の円の額が増ることになります。

【景気の良し悪しが円とドルの関係に影響する】
 では、そもそもなぜ円とドルの需要と供給のバランスが決まってくるのでしょうか?
 このバランスを決める要素としてはその国の経済状況、例えば日本が好景気であれば金利が高く、 株価も伸びている状態になり(「つくられたお金はどのように流通するのか?」参照)、 外国の投資家は円建てで預金したり、日本の株に投資をしたりして外貨が多量に国内に入ってくることになります。

 逆に景気が悪ければ日本への投資は控えられ、外貨の流通量が減ることになります。
また円高や円安が行き過ぎた場合、例えば円高が過ぎると製造業などの輸出業者はドルで代金を受け取りますから、 手にすることのできる円が少なくなるので不利になります。 逆に円安が過ぎると、輸入業者は円をドルに交換して輸入品の代金を支払うので、 多額の円で少額のドルとの交換になりますから、ドルでの支払では不利になります。

 このような場合、国内の経済が混乱してしまうので、政府は金利の上げ下げや企業への補助などによる 介入により、行き過ぎた円高や円安を是正しようとします。この場合にも為替レートは変動することになるのです。