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デリバティブとは

【デリバティブはリスク回避手段】
 株式、債券売買、預貯金、外国為替などさまざまな金融取引において変動する相場によって損をしてしまう リスクを回避するために開発された金融商品の総称で日本語では金融派生商品と訳されています。

 個人で投機目的として株取引を行っている人が損をする場合、多くは自己責任でその損をかぶりますが、 海外へ製品を輸出して外貨を得ている企業などは得た外貨を日本円にするか他の通貨に買えて預金するか 株式にするか、そのときの判断によって得られる利益が大きく変わってきます。

 場合によっては大きな損を被ることもあります。企業の場合、いつもそのリスクにさらされていては 安定した経営ができなくなってしまいます。

 こいうったリスクを100%とまではいかないまでも回避するために考えられた金融商品がデリバティブ で主なものに先物取引、スワップ取引、オプション取引があります。

【先物取引で将来の取引金額を決める】
 リスク回避の例としてある企業が海外に製品を輸出して取引先から100万ドルを1月後に口座に 振り込まれる場合、現時点で100円の1ドルが1月後に90円になってしまったら、1月後に得られる金額 は本来1億円のはずが9000万円になってしまいます。

 このリスクを回避するために金融商品を扱っている金融機関に対して1ヵ月後にそのときの 外国為替相場がいくらであろうと1ドル100円で換金してもらうよう現時点で契約しておきます(先物取引)。 この契約のおかげで1ヵ月後に1ドル90円になったとしても1000万円の損害を回避できるわけです。

 ただ、逆に1ヵ月後に1ドルが110円になって本来なら1億1千万円得られるはずであっても、 この契約をしている限り、1億円しか手にすることはできないということにもなります。

 このように損をしないかわりに得するチャンスもないというしくみが伝統的なデリバティブです。