私の出会ったことば (21)

この部屋では、私が出会ったことばや好きなことば、思い出のことばなどを紹介しています


【個人債務者再生】 (2001.04.21)

 「個人債務者再生」とは、借金など負債を抱えて生活苦に陥っている人を救済するための制度です。2001年4月に施行されました。法律の言葉とは言え、何となく近寄りがたい響きを感じるのは私だけでしょうか?
 従来、このような人は自己破産と言う選択肢しかありませんでしたが、一定の要件を満たす人については、この制度を利用することにより例えば自分のマイホームなどを手放さなくてもよいようになります。(自己破産の場合は、すべての財産を清算することになります)このところ、年間十万人以上の人が自己破産に至っているそうですが、この制度で救われる人はかなり多いに違いありません。

 実は、ひょんな事から大それた事に個人債務者再生支援ソフトを作ることになったのです。そういう事情から、このようなことに関わることになりました。人様のお役に立てるならばと・・・
 私は法律の専門家ではないので、この制度についての詳しい内容については弁護士など専門の方へお問い合わせ下さい。ここでは、ほんの概要のみ述べます。

この制度を利用できる人

  1. 勤務先が安定し安定した収入のある人で、多重債務などで任意整理する事が不可能、もしくは困難な金額に達している人。
  2. 勤務先が安定し安定した収入のある人で、住宅ローンの支払のため他の貸金業者から借入が増えてしまい返済が困難となった人。
  3. 勤務先が安定し安定した収入のある人で、住宅ローンの返済が「ゆとりローン」や「元金据え置き」などにより、返済が困難となった人。
  4. 自営業で安定した収入が得られているが、現在負ってしまった負債を現状のまま返済していくことが困難となった人。

制度の内容をかいつまんで・・・

 返済困難となった債務について、破産処理を行うことなく経済的に更正を行えるようにするための制度です。簡単に言うと、将来の収入等を弁済原資として配当し、相応額の債務を弁済することにより、残債務を免除し破産を回避する方法です。

  1. 小規模個人再生
    小規模な債務を負う個人債務者を対象とします。条件としては、債務者が将来継続的にまたは反復して収入を得る見込みがあること、債務総額(住宅ローン等除く)が3000万円を超えないことなどがあります。
  2. 給与所得者等再生
    上記「小規模個人再生」の要件に加えて、給与等定期的収入を得る見込みがあること、給与額等の変動の幅が小さいことなどがあります。
  3. 住宅資金貸付債権に関する特則
    住宅ローンを抱えて経済的に困窮している個人債務者が、自分の住宅を手放すことなく経済的再起を図るための制度です。

きちんとしたことを知りたい方は・・・

 法律の言葉は私のような素人にとっては、なかなか難解でよくわからないものですが、この制度について弁護士の小松陽一郎さんが作成された文書があります。上のようにいい加減なものではありませんので、必要な方は以下をご参照下さい。


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