秘曲 笑傲江湖

金庸 著
徳間書店


 「武侠小説」というものを耳にしたことはあったものの、実際に読むのは初めてでした。映画「英雄」(HERO)を見た時にこれが武侠小説の世界なのかなとは思いましたが、読んでみて確かにその通りかなという感じがしました。しかし、やはり小説で読む方がおもしろそう。(本作品もビデオになっているそうですが、本を読んだあと見るのはちょっとイメージを壊しそうな気がするので見ません)
 著者の金庸という人、私は名前だけは聞いたことがありましたが、今回始めて作品を読みました。1924年に浙江省で生まれ、55年の「書剣恩仇録」以来12篇の長編小説を発表し、香港、台湾及び中華世界での「国民的作家」だそうです。ちょっと違うかもしれませんが、(私の勝手な独断ですが)日本で言うと司馬遼太郎さんというイメージでしょうか。本名は査良繧ニいわれるそうですが、金庸というペンネームの由来わかりますか?

 さて、始めて出会った「武侠小説」。一言でいうとハラハラドキドキ・天真爛漫・捧腹絶倒・・・という感じでしょうか。全然一言ではありませんが(笑)
 全7巻と長編なので、読みはじめるのには勇気がいるかもしれませんが、読み始めてしまえばストーリーのおもしろさ、登場人物のおもしろさ、そして唖然とさせる展開の面白さなどこの作品に人気のあるのがよくわかります。善玉と思っていればとんでもない悪玉であったり、悪玉と思っていたら、結構いいヤツだったり。

第一巻 殺戮の序曲
第二巻 幻の旋律
第三巻 魔教の美姫
第四巻 天魔復活す
第五巻 少林寺襲撃
第六巻 妖人東方不敗
第七巻 鴛鴦<(えんおう)>の譜
 と、簡単に紹介しましたが、これだけでは何が何やらサッパリわからないでしょうが、興味を持った方は是非読んでみてください。
 正邪両派の真ん中に立って大活躍する令狐冲は、腕が強いかと思えば弱いところもあり、大酒を飲んで失敗はしますが全然クヨクヨしません。彼のキャラクターはまさに中国人のいう「好漢」なのでしょうか。

 最後に「あとがき」の一部をご紹介しましょう。
 なかなかおもしろい「あとがき」でしたが、本書を読んでいない方にはチンプンカンプンでしょう。長々の引用、失礼しました。

 笑傲江湖 (1) 殺戮の序曲  笑傲江湖 (2) 幻の旋律  笑傲江湖 (3) 魔教の美姫  笑傲江湖 (4) 天魔復活す  笑傲江湖 (5) 少林寺襲撃  笑傲江湖 (6) 妖人東方不敗  笑傲江湖 (7) 鴛鴦の譜

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