中高生のための家庭学習教材比較

中学生・高校生の家庭学習教材を比較しています。実際に使用した体験談や情報もお届けします。進研ゼミ・Z会・天神・英語教材などの情報が満載です。

■ Z会中学生コース教材体験

二十数年前になりますが、私(管理人)も中学3年のときに数学と英語を受講していたので、中学生用の通信教育教材といえばまずはZ会が思いつきます。そこで中学1年生用の資料を請求してみました。

【教材の内容】
送られてきた資料には「Z Studyサポート」と「Z Studyトレーニング」が1冊になった教材見本が高校受験コースと中高一貫コースそれぞれ入っていました。実際は「Z Studyサポート」と「Z Studyトレーニング」は別々でトレーニングの中に添削問題が入っているという構成です。

Z会教材

「Z Studyサポート」には単元の簡潔な要点が書かれていて、その要点を理解するための例題とチェック問題があり、各単元でこのサイクルで内容を理解していくようになっています。例題とチェック問題は要点を理解するためのものなので、いたって素直な問題です。量的には1科目あたり月2単元(1単元6~8ページ)で約1時間/月程度要します。

(「Z Studyサポート」の要点と例題)
Z Studyサポート

要点が理解できたら、練習問題に取り掛かります。練習問題にはどの要点に関する問題であるかが示されているので、分からない場合は再度要点を確認しながら問題に取り組むことができるよう工夫されてます。

練習問題は要点がきちんと理解できていないと解けない問題である印象を受けました。分量は1科目あたり月2単元(1単元2~4ページ)で約1時間/月程度要します。

(「Z Studyトレーニング」の練習問題)
「Z Studyトレーニング」の練習問題

最後に添削問題ですが、学校の教科書や問題集では見られないような問題が多く出題されています。公式にあてはめれば解けるような型にはまったな問題は少なく、じっくり考えないと解けない問題が中心です。

実際、解答用紙に解く過程を書いてみれば分かりますが、書く量が多いです。これは問題を解くための道筋をつけたり、書いた内容を分かってもらうための表現の仕方なども含めた訓練にもなります。

じっくり丁寧に考えるくせがつくと一見難しそうに見える問題でも解くための糸口が見えてくるようになるので、添削問題を繰り返し復習することが本当の実力をつけるためには効率のいい方法だと思います。

分量は1科目あたりレギュラーで月4時間、ライトで月2時間程度要します。この要する時間から分かるとおり、添削問題が学習の中心になります。

(「Z Studyトレーニング」の添削問題)
「Z Studyトレーニング」の添削問題


【高校受験コースと中高一貫コースの違い】
カリキュラムが大きく異なります。高校受験コースでは中3になるまでには中学で学習する内容は終了して、中3からは高校受験対策の副教材も使いながら、実践的な問題に取り組むようになっています。

中高一貫コースでは高校コースと連動しているので、高校で学ぶ内容も中3で先取りしながら大学受験を意識した内容が少しずつ盛り込まれています。 内容はやや異なりますが、いずれのコースも難易度や分量には変わりはありません。


【感想】
私が受講していた当時は簡単な問題の取り組み方が書かれた冊子と添削問題が長形3号(A4横三つ折りが入るサイズ)くらいの大きさの封筒に入って届けられていたので、それからすれば内容はかなり充実している印象があります。ただ、添削問題は当時と同じで本質を理解していないと解けない、いわゆる「良問」であることは変わっていませんでした。

高校受験コースも中高一貫コースも1科目で毎月6時間、英数国を受講していれば18時間必要です。1日あたりにすると40分弱です。毎日40分程度取り組むというのは結構な分量なので、塾の補強のためといった取り組み方よりはZ会を学習の中心に据えて取り組んだ方が効果は上がると思います。

塾の補強とするのであれば、弱点克服や得意分野の強化といった形で1科目だけに絞って利用するのがいいのではないかと思います。

いずれにしても毎月、添削問題をまじめに提出し、返却される添削結果をよく復習 すれば、実力はかなりつくのではないかと思います。





体験談募集!
実際にこの教材を使ってみた人の感想を募集します。このページで紹介させていただきます。
中高生にとっては無駄がなく効率良く勉強のできる教材に出会いたい、また、親としては自分の子供には失敗のない良い教材を使わせたいものです。
是非、あなたの貴重な体験を教えてください。

⇒ 体験談の投稿はこちらから




⇒ その他の使用体験記はこちら


無料お試し教材と資料の請求はこちら