子供のための家庭学習教材比較

幼児・小学生の家庭学習教材を比較しています。実際に使用した体験談や情報もお届けします。こどもちゃれんじ・進研ゼミ・Z会・天神などの情報が満載です。

■ 学習のポイント(1年生算数)

【小学1年生は自力で勉強できない】
 小学1年生における算数において、ポイントとなる点とその対応について、私(管理人)の小1の次男の勉強を見ながら感じたことを挙げてみます。

 現在、小1の次男は小学校入学と同時に通信添削教材(チャレンジ1年生)を始めました。基本的に通っている学校で使っている教科書に沿った内容です。小1の段階では問題文自体が読めなかったり、読めても理解できなかったりすることが多いので、親が一緒に見ながら勉強を進めるということになります。時間の許す限り、私か妻がみて答え合わせもしています。

 大人から見ると、どうしてこんなことが分からないのかということが多々あります。
 例えば、数の分割です。これは後に出てくる足し算の考え方の基礎になる部分です。チャレンジ1年生では「9は4といくつにわけることができるでしょうか」といった問題が出ています。答えの部分には赤丸のシールを答えの数だけ貼るようになっているのですが、最初次男は問題の意味が分からずに、めちゃくちゃにシールを貼っていました。

 テキストにはその前段で

 9は1と○に分けられる。(○には8が入る)
 9は2と○に分けられる。(○には7が入る)
 …
 9は7と○に分けられる。(○には2が入る)
 9は8と○に分けられる。(○には1が入る)

 といった具合に数の分割の考え方について数ページにわたって説明と練習問題が掲載されていて、考え方を次男に教えながら答えさせていたのですが、問題の表現が変わったことと、その場では分かったようなつもりでも、きちんと理解できていなかったことで、結局自力では答えられませんでした。

 学校ではまだ習っていない単元だったので、仕方ない部分ではありますが、1年生だと文章の意味を理解することから始めないといけないと実感しました。

 この部分を教えるときにはその場だけではなく、お風呂に入ったときや、テレビを見ているときなど問題を出して、忘れないようしつこく質問することでやっと定着しました。普段の生活の中でお菓子を分けたりするときなど、なるべくイメージしやすい場面で問いかけると、結構理解してもらえたようです。

【親の関与が重要】
 幼稚園の時には机に向って勉強をすることはなかったのに、1年生になった途端に机を買ってもらい、毎日勉強をしなければならないという環境になりがちです。

 4月くらいは子供にとっていろんなことが新鮮で張り切っているのですが、算数の勉強が本格的になってくると、理解できない部分でつまずいて、だんだんと意欲が減退してきます。実際、次男も4月に比べてチャレンジ1年生に取り組むペースが明らかに落ちました。

 今後の学習の習慣をつけさせるためにも、1年生の最初の時期には親ができる限り勉強を見てあげることが必要だと思いました。

 1年生は最終的に引き算まで学習し、足し算と引き算の組み合わせ計算までできるよう学習していきます。1年生でつまづくと、この先、算数に苦手意識が出てきてしまう可能性もあり、非常に重要な時期でもあります。日頃からクイズのような形など、遊びの中で理解を促進できるような親の働きかけができるとそんなこともなくなるかもしれません。



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