子供のための家庭学習教材比較

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■ 学習のポイント(4年生国語)

【小学4年生の学習内容】
 小学4年生における国語において、ポイントとなる点とその対応について、私(管理人)の長男の勉強を見ながら感じたことを挙げてみます。

 小4で学ぶ国語の主な内容は

 ・読解(記述式問題)
 ・漢字200字
 ・慣用句
 ・ローマ字
 ・作文(紹介文・広告文)

といったところになります。

 国語は全ての教科の基礎になる分野なので非常に重要なのですが、算数や理科などと比べて勉強方法が分かりにくく、成果もすぐには出にくい科目でもあります。このように重要だとは分かっていてもなかなか対策が思いつかない国語、特に読解の問題への対応について考えてみます。

【記述式問題の難しさ】
 この中でも全ての科目に共通して重要なのが読解力、特に4年生から多くなる記述式問題です。記述式問題は説明文や物語などの文の内容を読み取って文章で解答する形式の問題です。

 低学年では読解といっても選択問題だったり、本文中にヒントがあったりしますが、4年生くらいになってくると文章自体が難しくなっていることに加えて問題文にヒントになる部分が少なくなってきます。

 私(管理人)の長男もこの読解が苦手で、問題文に書いてある趣旨がよく理解できていないのか、的外れな解答をしてしまうことがよくあります。

 なぜ分からないのかと考えてみると、例えば物語文の場合だと登場人物の「うれしい」とか「かなしい」といった感情がそのまま記述されていることは少なく、周りの文の状況から推測しなければならないことや、実体験で経験したことのない状況においていろいろと推測しなければならないといったことが挙げられます。

 また、「10文字以内で記述せよ」などといった表現力も必要となってくることも記述式の問題のハードルを上げている要因になっています。

【記述式問題への対応】
 よく本をたくさん読めば読解力がつくといいますが、私の長男は割と本が好きでよく読んでいる方だと思うのですが、読解問題となるとなかなか思うようにいかないのが現状です。深いところまで読み取れていないのかもしれません。

 たまに現在取り組んでいる「チャレンジ4年生」の国語の問題を見てあげることがありますが、その際に問題文の意味が分かっていないようなときにはその問題文が何を尋ねているのかを丁寧に読み取らせるようにアドバイスしたりします。

 問題が理解できない場合の多くは問題文に書かれてある内容が正しく理解できていないことが多く、長男が問題が分からないと言ったことをよくよく聞いてみると問題の主旨を理解していないことがほとんどです。問題文を漫然と読むのではなく、丁寧に文章を分けて読ませることが一つの対策だと思います。

 他にも本文を音読させるのもいいようです。声に出すことで本文中の一つ一つの文のまとまりを意識して全体的に、何を言っているのかが理解しやすくなります。これは大人でも同じことだと思います。

 また、こと答えの書き方も問題文の問いかけに応じてある程度パターン化できると思うので、分からなくても答えを見ながら訓練すればおのずと答え方が理解できてくるように思います。

【親のサポート】
 4年生くらいになると勉強も自分で進めていくので、親が子供の勉強の全てを見てあげることは難しいと思います。私の場合、たまにチャレンジ4年生の本誌を見てその解答状況からどの程度理解できているかを把握したりします。

 理解できていないと感じた場合には意識的に子供が読んでいる本を横から見て、その本の内容に沿った問いかけをしたりします。「なぜ、ゾロリはそう思ったのか?」などといった具合です。これはマンガでも使えます。

 なかなか子供が独力で読解力をつけようなどとは思わないことが多いので、日頃からさりげなく親がサポートして子供の意識付けをしてあげることがスムーズに苦手分野の克服に繋がるのではないかと感じています。

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