いんちょのツーリング日記


青森県編

その3




2008/6/27 晴れ

7:00 起床。
今日も良い天気である。
それでいて少々肌寒い。
良い感じだ。

とまあそんな感じでモーニングコーヒーをくぴくぴと飲みながら、今日の予定を考える。
今日は、昨日くじけた白神ラインのダートを走破し、日本海に出るつもりである。
私の単車はネイキッドでありオフロードではないので、別にダートを走りたい訳ではないのだが、白神山地を堪能出来る道とTM(ツーリングマップル)に書いてあるので、そう書かれていては走らない訳にはいかないのだ。
わざわざ、ここまで来た訳だし。
昨夜の残りご飯に味噌汁をぶっかけて食いながら、私はそう決心するのであった。

今日は、地図でいえば青森県の左上の辺りをぐるりと一回りしてまた戻って来るつもりなので、テントはそのまま。
撤収する必要がなく、また夕方テントを張る必要がないので、実に気楽なものである。
無料のトコだし。
ちなみに、初めてテントをたたまず出かけた時は何か盗まれやしないかとドキドキしたものだが、案外大丈夫なもので少なくとも私は盗難にあった事が一度もない。
だが、絶対に大丈夫だという保障はないので、同じ事をする人は自己責任で行って欲しい。
と、お約束の逃げ口上を述べたところで、さあ出発しよう。
勿論、ゴミはお持ち帰りさ。





8:30 出発。
9:30 アクアグリーンビレッジANMONに到着。
白神ライン(県道28号)は、ここから始まるのである。
ついでにここのゴミ箱にゴミをポイッと捨てて、さあ再出発だ。
まずは白神ラインの津軽峠にある、ちまたで有名な「マザーツリー」を見に行こう。
そして砂利ダートを走る事、約30分。

津軽峠にて

気持ちの良い天気だった事は覚えている。 景色が良いというより、雲が良かった。


無事に、津軽峠に到着した。
それにしても、砂利ダートである白神ラインはネイキッドでも十分走れるが、へなちょこライダーである自分にとっては少々厳しかった。
正直、荷物を満載していなくて良かったと思っている。
とまあそんな訳で、さあ樹齢400年を誇るというマザーツリーを見に行こう。

マザーツリー

樹齢400年といっても、まだまだこれからなのだろう……きっと。 津軽峠の駐車場から少し離れた所にある、樹齢400年のブナの巨木。

ここまでの道は普通に歩きやすく、サンダルでも大丈夫。

そして感想だが……パッとみ、アレ、こんなモノ? と、正直思った。

マザーツリーその2

この写真、実は自分ではかなり気に入っていたりする。 上の写真にある台に乗って、ローアングルにて撮ってみた。

そこそこ良い感じになったのではなかろうか。

ペタペタと、直接手で触ったり出来るのは嬉しい。

写真を撮って一服してから、マザーツリーを後にして、津軽峠を出発する。
段々と砂利ダートにも慣れてきて、ずりずりと後輪を滑らせながら、とろとろと走る。
で、11:00に天狗峠にて休憩。

写真はない。

一服してから、更にひた走る。
そして、ようやく。
本当にようやくという感じで、ダートが終わる。
ダートが終わってからの道は、川沿いの道でとても良い感じですいすいと走れた。
ダートの砂利道で苦労した分、気持ち良さも一際であった。





14:00 実は今日の目的地である、不老ふ死温泉に到着。
青森に来て、温泉好きなら、一度は行ってみたい温泉だろう。
なんといっても、名前が凄い。
ちなみに「不老“不”"死」ではないので、注意しよう。
また何が「不老ふ死」なのかは、不明である。

不老ふ死温泉

海が本当に目の前にある。 うわさ通りロケーションが確かに凄く、まさに波打ち際にある温泉だった。

看板の右下にあるのだが、この写真では少々分かりにくい。

写真には写っていないが看板の左の方に旅館があり、そこで入浴券を購入するのである。

なんというか、ロケーション的には素晴らしいのだが、日帰り客にはあまり優しくない温泉だと思った。
入浴料は\600でこれまあ普通だろうが、入浴時間が決められており、日帰り客の入浴時間は8:00〜16:00までとなっていて、夕日を見ながら一っ風呂というのは、宿泊客以外は不可なのである。
まあ、宿泊客を優先するなら湯船は広くはないので、仕方がないといえば仕方ないのだろう。

また、施設の更衣室から服を着たまま温泉まで行かなければならない。
つまり、服を着て施設内に戻らなければならない。
これは、イヤだった。
服を着込まないと風呂上りでゆっくりできないのだ。
ライダーは特にそうだろう。
裸にタオル一枚は不可。
でも、浴衣はOK。
でも浴衣の貸出料\1,000。
風呂上りゆっくり出来る場所は、有料のみ。

なんというか、システムがキッチリしていた。
海辺の岩場にある温泉なので、ワイルドかつロケーションは本当に素晴らしいのだが、気分が醒めれば岩がいっぱい、ふ〜ん。ってな感じであった。
正直、また行きたいとは思わない。
もっとも、金をケチらなければ、全然違う感想になったような気がする。
みんなは気をつけよう。





そんな訳で金をケチッて不老ふ死温泉では食事をしなかったのだが、お昼も過ぎてさすがに腹が減ったので、道中にあった深浦港の海鮮市場にて、うに丼を食す。
お値段、\1,800也。
海鮮市場の看板に、つい引かれたのさ。
ついでに、今日の夕飯のオカズ用にウニを買ってみた。
温泉ではケチッておいてなんだが、食事にはケチらないのさ。

うに丼では腹が膨れなかったので、TMに載っていた食堂で、イカメンチ丼を食べる。
ちなみに、TMにはイカ丼とあるが、イカ丼というメニューはないとの事。
店員さん曰く、イカメンチ丼の事だそうだ。
で、お味の方は……まあ、イカメンチ丼である。
要は、イカのメンチ。
これを目当てに行ってはいけない。

それから、桜林公園への帰り道の途中にイカ干しの店が何件か固まってあったが、イカメンチ丼に裏切られた為、つい素通りしてしまった。
これは、後に結構悔やんだ。





千畳敷

うみねこが可愛かった。 でもたくさんいると、可愛さを感じなくなったりする。


帰り道に寄った、千畳敷と呼ばれる海岸。
昔、地震で岩肌が海面に隆起して、こんな感じになったらしい。
当時、物珍しがった津軽藩の殿様が、そこに千畳畳を敷かせ大宴会を開いたとされることからこの名があるという。
藩政時代には殿様専用の避暑地で、庶民は近づけなかったという。
そう聞くと庶民としては一度は行ってみたくなるが……一度行けば十分だと思う。
写真のような光景が、約12kmにわたって延々と続きます。





岩木山神社

いわきやまじんじゃ、と読む。 この輪っかは何なのだろうか。


桜林公園の近くにある神社。
ツーリング途中に神社仏閣を見付けた場合、なるべく寄るようにしている。
お守りを集めるのが、私の密かな趣味だったりするのだ。





18:30 桜林公園に無事帰参する。
勿論、盗られた物など何もない。
さて、今日はもう温泉はいいやと夕食の支度をする事にする。
何か食ってばかりのような気もするが、あくまで気のせいであると思いたい。

今日の夕飯は、なんと、うに丼。
深浦の海鮮市場で、ウニを買っておいたのだ。
1パック、実に\1,200。
しかも、それを2パック。
嗚呼、何て贅沢な夕飯なのだろう。

という訳でワクワクしながら米を炊こうと思ったのだが……先程イカメンチ丼を食した所為か、今一腹は空いていない。
クソッ、イカメンチ丼め。
仕方がないので、ウニのみを食す事にした。
イヤ、贅沢だ。
あ、わさびがなかった。

そんなこんなで、気付けば20:00。
空はすっかり暗くなったので、ビールを飲んでもう寝るとしよう。
いや、今日も疲れた。
明日も晴れるとよいなあ。



その4へ続く


戻る