口から出任せで言った事から後には引けなくなった。
そんな経験はないだろうか。


今回のツーリングは、そんな感じで始まった。


私の仕事はシフト制で、休みたい日は休みの届けを提出する仕組みになっている。
休みを提出しなければ適当な日に割り振られる訳だが、私はツーリングに行く時、長期の休みを取るので(一週間〜二週間)、普段は休みの届けを出さないようにしている。

まあ、一応気を使っている訳だ。

気付けば有休が40日、他にも祭日が100日以上とか色々と貯まっていた。
ここらで普通に連休でも取るかなあと月末に三連休を提出したら、上司が気を使ってくれたのか四連休になっていた。
そして上司は言ったのだ。
「今度は何処行くの?」と。
そして私は答えたのだ。
「え〜っと、九州か四国辺りにでも」と。

つい、そんな事を言ってしまったのだ。

別にそんなつもりで休みを取った訳ではなく、またツーリングに行くつもりも毛頭なかったのだが、月末に連休を取った為、次の月初めに連休を取れば十分長期の連休になるので、上司がそう思ったとしても不思議ではない。
というか、何故私はあんな事を言ったのだろうか。
自分でも理解し難い。
きっと、あれが魔が差すといった奴だろう。
ともあれ、まあ言ってしまったものは仕方がない。
こんな感じで、今回のツーリングは始まったのである。



はなはだ盛り上がりに欠ける始まりであった。



とまあ、こんな感じで九州か四国へ行こうと決めたのだが、ツーリングには一昨年行ったきりだったので、良いキッカケではある。
結局8連休を取り、下調べを始め、フェリーで行く事に決めた。
行くなら、フェリーが楽で良い。
しかし、フェリーだと九州まで2日も掛かってしまう。
往復だと、連休の半分がフェリーの中で潰れてしまうのだ。
よって、今回は四国で決定である。

それでも片道18時間は掛かり、北海道へ行くのと余り変わりなかった。(北海道へは約21時間)
ビックリだ。
運賃は、バイクも込みで往復¥30,400。
まあ、こんなものだろう。





いんちょのツーリング日記


四国編

その1




2007/3/28 晴れ

家を15:00に出発し、下道を使って「東京/有明フェリーターミナル」には16:15に到着した。
フェリーの出発時刻は19:10で、集合時間は17:40。
でも実際に集合するのは、あと30分遅くても大丈夫だったように思う。
早く着きすぎたので、近くで時間を潰す。

それはともかく、今回使う客室は始めての二等船室である。
いつもは追加料金を払って二等寝台を利用しているのだが、今回乗るフェリーには二等寝台が無かったのだ。
つまりは広い部屋でのザコ寝である。
ザコ寝は別に構わないのだが、自分のスペースを確保するのが面倒くさい。
混んでいたら、最低だろう。
もしや、仁義なき戦いとなるのだろうか。

ちと心配である。

幸いめちゃ混みという事はなく、まあ混んでいるかな? という状態だった。
早速自分のスペースを確保すべく、配られていたシーツを床に引き、毛布と枕を用意し、枕元の棚に手荷物を置く。
ふう、これで一安心である。
一服すべく部屋を出て、何だかんだで一時間後に部屋に戻ると、そこにはしっかりと他人が寝ていた。

おいおいである。

仕方がないので、その人を起こし、そこは自分の場所である事を伝える。
そして両隣の人にズレて貰い、もう一人分のスペースを作り、そっちに移動して貰った。
何故私がこんな事をと思わないでもなかったが、まあ良しとする。
今度は席を外す際、荷物を毛布の上にどどんと置いて行く事にしよう。
要するに、自分のスペースを確保した後も、その他の人が自分の居場所を確定するまで席を外さない事が肝要なのだ。
具体的には、フェリーが出発するまで。
帰りはこれで大丈夫だろう。
たぶん。

ところで、ここの枕が欲しいなあと、ちょっと思ったりした。
テント泊での枕に、良さげだったのだ。
もう二周り小さければ、いけない事をしたかもしれない。
無論、戯言である。

それにしても、フェリーの中では実に時間を持て余す。
分かってはいた事だが、基本的に寝る事以外する事が無いのである。
このフェリーには無料で読めるマンガが置いてないし。
そんな訳で、夕飯を食べビールを飲みながら地図や下調べをした資料と向かい合い、明日の大まかなルートを決める事にした。

下調べは大切である。
計画に捕らわれる必要は全く無いが、調べておくのに越した事はないのだ。
そう簡単に何度も行ける場所ではないのだから。

ちなみに、フェリーでの食事はまっこと普通である。
食べても良し、食べなくても良し。
腹が減ったから、まあ仕方なく食う感じ。(トンカツ、ご飯、味噌汁で約\800)
ショーケースの値段はおかずのみの値段で、ご飯、味噌汁は別料金なのでご注意を。
ぶっちゃけ、牛丼でも持ち込んだ方が宜しいかと。
持ち込み可能なので。
カップラーメンの自動販売機もあるでよ。(\200)
分かってはいたけど、近くに店が無く、バイクだったし、腹も減ったのさ。

そんなこんなで、今日はうだうだと寝たのでした。



その2へ続く


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