いんちょの
ツーリング日記



東北編


その3





5/15 今日も晴れ(やったね)



今日は、宮城の松島へ一直線。

やはり、日本人として一度は松島を見なければ。

そう思った。



松島は日本三大景観の一つであり、その景色を見た松尾芭蕉が詠んだといわれる歌「松島や ああ松島や 松島や」は、あまりにも有名。

しかし、実際にこの句を詠んだのは、江戸時代後期の狂歌師、田原坊。

彼の詠んだ「松嶋や さてまつしまや 松嶋や」の「さて」が「ああ」に変化し、今に伝えられている。


要するに、芭蕉はあの句を詠んでいないのだ。

この日記を書いている時、念の為にとネットで調べたら、芭蕉の句では無い事が分かった。

ビックリである。


噂とは怖い物だなァ、としみじみでした。







13:00 松島へ到着。

松島の見所はいくつかあるが、松島四大観の筆頭、大高森を選ぶ。

只、入り口から15分程歩くらしい。

山をだ。

ちょぴっと憂鬱。

どうりで、筆頭なのに人がいない訳だ。

納得である。


と思ったら、山頂と言うか展望台には、小学生の団体様がいた。

とても、うるさかった。

しばし、ハケ待ちである。


肩身の狭い思いをしながら片隅のベンチで煙草を吸っていると、先生と思わしき人にカメラのシャッターを押して欲しいと頼まれた。

うわぁい一眼レフだよと思いつつも、こころよく引き受ける。


はい、チーズ!

あ、ブレた。

じゃあ、もう一枚いきますよ〜!

はい、チーズ!

あ………


ありがとう御座いましたとお礼を言われ、いえいえと返事を返す、私。

今更、もう一枚とは言えなかった。


未だに、あの写真の出来を気にしてやまない。







そんな過去は忘れ、さていよいよ松島の景色である。

大高森展望台にて


小さい島が、いっぱいあった。

思った事は、これくらいである。

………どうやら、私は感受性に乏しい様だ。

エジプトで初めてピラミッドを生で見た時も、こんなモンかと思ったし。

小学生達は「キレ〜イ」とか「こんな景色初めて見た〜」とか言ってたのに。

こんな時、私は「汚れちまったなあ」とか思うのだった。

こうして人は大人の階段を上って行くのだろう。


まあ、結局何が言いたいかというと、観光地なんか嫌いという事さ。







気が萎えたので、近くのキャンプ場に向かう。

「町民の森キャンプ場」というキャンプ場は有料なのだが、もう良いやってな感じなのだ。

\500だしね。

有料のキャンプ場を利用するのは、実は何気に初めてである。







いい加減風呂に入りたくなったので、地図上では近くにある筈の温泉に行く事にした。

「夢実の湯」という温泉施設で、一風呂\800也。

階段式の露天風呂が、面白かった。



そういえば、途中で見かけた卵の自動販売機には、驚いた。

初めて見たよ、そんな物。

11個で、お値段は\300也。

買わなかったけどね。







19:30 テントも張ったし、風呂も入ったし、メシも外で食べてきたし(マズかった)、ビールも買ったし、

何もする事が無くなってしまった。


………日記でも書くか。


そうそう、今日このキャンプ場の利用者は、私一人である。

5月にキャンプする人は、少ないのだろうか。

ま、たまたまだよね。






その4へ続く




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