いんちょの
ツーリング日記



北海道編


その8





6/22 晴れ(ああ、良かった)



今日は和商市場にて「勝手丼」を食べるのだ。

そんな訳で、野宿から撤収後、早速釧路駅近くの和商市場へ向かう。

ご飯を手に入れ、ウニ・イクラ・その他を乗っけて食べた。

新鮮な海産物としては安いのだろうが、予想以上に高くついた。

値段にビビッて、つい盛りをセーブしてしまうくらいに。

ビビッた事は、今でも後悔している。


勿論、美味しゅう御座いました。







和商市場から、せっかくなので釧路湿原へ行ってみた。

展望台まで歩いた。

結構疲れた。

年かもしれない。

明日で、30だし……フッ。

釧路湿原


釧路湿原の細岡展望台にて撮った写真。

釧路湿原は、「釣りキチ三平」という昔メチャメチャはまったマンガの「イトウの原野編」での舞台である。

なので少しだけ楽しみにしていたのだが、展望台から見るだけなら、まあ普通の風景だった。








標茶(しべちゃ)のとある公園にて、昨日の野宿で減ったポリタンクの水を汲む。

ここの水は、透明度最高だそうだ。
(北海道一なのか、日本一なのかは、忘れた)

和商市場の便所で水は補充しておいたのだが、そこよりは美味いだろう。

通りすがりの風景


標茶から厚岸に向かう途中で出会った風景。

初めての北海道は空が広く、国道沿いの景色も良い。

だが、写真だとそうでもないのが残念である。








昼、厚岸にてカキを食す。

厚岸はカキで有名だが、JR厚岸駅前には何もなく、道の駅『厚岸グルメパーク』にて、カキは食べられるのだ。

バイキングとは微妙に異なる形式でホタテだの鯨の肉だのウニだの色々あるのだが、さて、ここで良い子のみんなにプロフェッショナルなアドバイスだ。




カキだけを、食えッ!





わかったかな?

もう一度、言おう。





カキだけを
喰えッ!!




何故? とか思った貴方は、アマチュアだ。

そんな事を思っていると、結局は高くつくのが、関の山。

ここのカキ、養殖ではあるが殻付きの新鮮なカキであり、

一ヶのお値段、なんと
¥120也!

本気と書いてマジと読むが如く、安いのだ。


が、 色々と食べ過ぎて、カキは結局3ヶしか食べていないのに、

\3,000以上かかった馬鹿がいる。

全く馬鹿だよ、馬鹿そのもの。

あのアドバイスを守ってさえいれば、

こんな事にはならなかったのに。




そう、私の事だ。




良い子のみんなは、真似をしないように。

約束だぞッ!



ちなみにここは、炭火焼きである。
(炭火使用料¥300)















未だ、後悔して已まない。







悔いを残しつつ、霧多布へ向かう。

途中、あやめヶ丘という場所があったので、寄り道をしてみる。

あやめヶ丘


あやめヶ丘は、あやめらしき花がチョロッとだけ咲いていた。

あと馬がいた。

とてもかったるそうだった。

ここに至る道は、気持ちの良い道だったのだが。







霧多布近くのパーキングで、トイレ休憩。

ふと売店を見ると、『小松牛乳』なる物があった。

お値段は、¥100。

コーヒー牛乳を飲んだ。

これは、美味かった。

素朴に、何気に、美味かった。

コレ目当てに、ここまで来る程の物では勿論無いが、それでも十分美味かった。

とても得をした気分になったので、トイレから出た後、もう一本飲んだ。

が、 いきなり味が変わっていた。

………何故?

これも美味くはあるが、最初程では無い。

ファースト・インパクト故の美味さだったのだろうか。

少しだけ悲しくなった。

が、 ビンをよく見ると、フルーツ牛乳だった。

間違えた。





三度(みたび)、飲んだ。

無論、コーヒー牛乳を。

やはり、とっても美味かった。

一安心。







開陽台キャンプ場に、到着。

330度の視界が開けており、噂通りの良い場所だ。

星が、とにかく綺麗らしい。

噂によると、天の川が地平線まで続いているとか。

楽しみだなァ。

曇ってるけど。

夜には晴れる事を、切に願う。







テントを立てて一息いれた後、温泉に向かって、さあ出発だ。

でも、迷った。

しかも、たどり着けなかった。

だから、二十万分の一の地図は、嫌いだ。







夜は、他のテント仲間と宴会になった。

無料酒(ただざけ)飲めて、ラッキーッ!


わいわいとやりながら、ちびちびと飲む。

ふと空を仰ぎ見ると、思いっ切り曇っていた。

星なんか、見えやしないよ。

今日もまた、アンラッキー。







21:00頃、どうにもこうにも眠くなって、途中退場。

一人、テントに寝転ぶ。

煙草に火を付けながら、思った。


俺も、明日で 
30 なんだなァ、と。

しみじみと、思った。


20代最後の夜である。

思い出をかみしめながら、独り黄昏ていよう………夜だけどね。




















何て事を考えていたら、何時の間にやら眠ってしまい、気付けば朝日が眩しかった。



そう。

気付けば、30になっていたのだ。

ああ………………俺って奴は………………………















こんな自分が、大好きだ。






その9へ続く




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