いんちょの
ツーリング日記



北海道編


その6





6/20 曇り時々雨 所により霧(いい加減晴れて欲しいぞ)



どうでも良い話ではあるが、ここまでの日記は全て昨日ここで、

つまりはこの『日の出キャンプ場』で書き上げたのである。

何を隠そう、この日記は昨日から書き始めたモノなのだ。


思い出しながら。


故に、所々抜けていたり、端折っていたり、適当に書いたりしている箇所もあるが、

そこは笑って許して欲しい。





………ごめんね。






と、謝ったところで、少し北上し美瑛に向かう事にしよう。

うむ。







美瑛はCMの撮影にも使われた事がある、北海道でも有名な場所である。

北西の丘が有名だが、他にもケンとメリーの木や親子の木、セブンスターの樹にマイルドセブンの丘など、有名処が色々とある。

それらの場所は、シーズンには花々が咲き乱れ、それはそれは美しいそうな。



美瑛の何処かの丘で、たぶん北西の丘か、マイルドセブンの丘。

正直、覚えていない。


左が、ケンとメリーの木。

日産スカイラインのCM「ケンとメリー」シリーズで使われて、観光名所となった。

右は……忘れた。


左が、親子の木。

名前の由来は、大きな2本が小さな1本を挟んでいてまるで親子のようだから。

右が、セブンスターの木。

名前の由来は、セブンスターのCMに使われたから。


とは言うものの、花が咲いていなければ、美瑛は単なる畑と草地だった。

いや、ホントに。







美瑛から十勝岳に行った。

で、途中コケた。

幸い怪我は無かったので、壊れた物がないか荷物をその場でチェックした。

特に、ジャケットのポケットに入れていたカメラが壊れていないか心配になったので試し撮りをする。


十勝岳にて試し撮り


で、これが試し撮りした写真。

写真では今一つ分かりにくいが、霧が結構出ていた。



カメラも荷物も問題なし。

いや、良かった良かった。

それはともかく、とうとうコケてしまった。

やっちった、そんな感じである。

でも、通りがかりの親切な人が助けてくれた。

とても嬉しかった。

私も人には親切にしようと思う。

例え、上辺だけでも。



まあコケた事は残念だが、ネタにはなっただけでも良かったと思おう。

バイクの傷は、気にしない。

どうせもうすぐ、傷など問題にならなくなるのだから……







ところで、十勝岳には「北の国から」というドラマで有名になった「吹上温泉 露天の湯」に入る為に来たのである。

しかし、中々見つからない。

やはりTM(ツーリングマップル)のような13万分の1の地図では、難しいのかもしれない。

結局、見つからなかった。

流石は、秘湯と呼ばれる温泉である。

今日は、風呂に入りたいなあ………







美瑛でよおく分かったが、季節を外すとラベンダーは全く咲いていない。

当たり前の話である。

つまりは、富良野も単なる畑。

故に、そこは端折って、十勝岳から帯広に向かう。

「北の国から」は、未だに見ていないので興味なし。

ただ、ラベンダーアイスというのは食べてみたかった。


通りすがりの風景


道端にあった、ただの樹。

通りすがった時は立派な樹に見えこれは写真を撮らねばと思ったのだが、実際に撮って見るとそうでもない。

不思議。


通りすがりの風景


初めて生で見た、真っ直ぐな道。

それに感動してこれは写真を撮らねばと思ったのだが、実際に撮ってみると今ひとつ絵にならない。

のちに、真っ直ぐというだけの道なら、北海道には結構あると知る。

真っ直ぐで有名な道は、絵になるからこそ有名なのだ。








富良野と帯広の間にある狩勝峠。

そこは先が全然見えないくらいに、かなりの霧が出ていた。

まるで人生の様だなあとか、思ったり思わなかったり。


狩勝峠


本気で霧が凄かった。

写真ではそこまで霧が見えないのが、ちょっと残念。



真面目な話、この時は走るのがとても怖かった。

本気で怖かった。

だが、人間けっこう慣れるものである。

走っているうちに慣れてしまい、いつしか首を左右に振ってメットのシールドに付いた水滴が流れて行く様子を、面白がっていたりした。

のんきなモノである。







帯広に到着。

当然、豚丼を食べた。

帯広は豚丼で有名なのだ。

で、「ぱんちょう」に行ったが、そこはとても混んでいたので「新橋」という店で食べた。


そこは、えらく威勢のいい店だった。

なんせ、今時「ハイ、お釣り五十万円ねェ〜!」とか言って、五十円玉を渡して来るし。

それはそれとして、初めて食べた豚丼は、とても美味しかった。

一番高いのを食べたのだが、量もとても多かった。

なにしろ、丼がラーメンの器だったのだから。

そして気になるお値段。

一番高い「超スペシャル」を頼んだのだが、お値段なんと\2,000。

様々な意味で、ヘビーだった。


ちなみに「ぱんちょう」とは、豚丼でとても有名なお店である。







今日は、池田のキャンプ場で宿泊のつもりだったが、閉まっていた。

オゥノォである。

仕方が無いので、本別のキャンプ場へ向かう事にした。

すでに真っ暗なので、野宿は避ける。


野宿の鉄則、その一

野宿の場合は、明るい内に場所を探すべし。

その二があるかは、不明。



でも本別のキャンプ場は、結局見つかりませんでした。



だから、
20万分の1の地図は、
嫌いなんだァ―――ッ!


しょうがないから、酒買って、野宿に決めた。

探している時に、利別川の河原で良い場所を見つけてはあったのだ。

周りに民家もないし、背の高い草も全て倒れていてテントも張りやすく、中々良い場所だった。

ただ、何故、草が全て倒れているのかが、不思議だった。

川の流れも、えらく細いし。

不振に思い、一応周りをチェックしたら、看板があった。





『危険! ダムの放水有』



死んでしまう!


こんな事でニュースに出た日にゃ、末代までの恥である。

慌てて移動を開始した。

既に、完全に夜であり、辺りは真っ暗。

でもまあ、何とかなるでしょう。



適当に、走る。

ガソリンタンクが、リザーブになったら諦めよう。

予備は、シグボトルにいれてある1リットルしかないし。

テントを張って腰を落ち着ける事さえ諦めれば、野宿は何処だって出来るからね。

夜明かしは、好きじゃないけど。

とか思っていたら、キャンプ場が見つかった。

ラッキーッ!







本別公園静山キャンプ場である。
(無料)

隣には、ボロッちいけど隣に温泉まであった。

更に、ラッキーッ!

正確には公衆浴場の様だが、温泉は温泉である。

取り合えず、閉まる時間を確かめる。

『終了 21:00』と書いてあった。

現在、20:45。

………ヤベッ!

テントの設営、15分。最高タイムである。
(雨の時でも、20分はかかった)







それはともかく、結局キャンプ場も見つかったし、温泉に入る事も出来た。


やはり、ラッキーッ!


ポカポカとした体の火照りを夜風で冷ましながら、ビールをあける。

そして、おもむろに煙草を取り出し、火をつける。

勝利の一服を楽しんでいたら、テントを焦がして穴が開いた。






アンラッキーッ!






その7へ続く




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